2016年12月5日月曜日

森下幹人は週末に映画館に通っています

森下幹人は映画を見ることが大好きだったので、学生の頃は頻繁に学割を利用して映画館を訪れていました。

学生の時はアルバイトをしていましたが、お金には余裕がなかったので学割制度はとてもありがたいものでした。社会人になってからは、当然のことながら学割制度は適用されませんが、働きだしたこともあって経済的に余裕が出るようになったので、週末はいつも見に行くようになりました。

森下幹人はあまり騒がしいところが好きではないのですが、週末の最終上映の時間になると人も少ないので、静かに見られるところが気に入っています。この前の週末には、一人でいつものように映画館で作品を見て、満足した気持ちで帰宅しようとしたところ、大学の時の映研サークルメンバーと偶然に再会しました。

彼は大学を卒業してから、もっと映画について勉強したいと言って周囲の反対を押し切って渡米をしました。まだアメリカで勉強していると思い込んでいたので驚きましたが、久しぶりの再会だったので喜びもひとしおでした。近況を報告しあったところ、彼はアメリカで別のことに興味を持ったので日本に帰国することになったというものでした。それは何かと尋ねると、日本料理の素晴らしさにアメリカで気づいたということでした。

彼は少し人と感性が違ったところがあると以前から感じていましたが、想像もしないことを言い出したので、彼らしいと嬉しくなりました。今は日本料理店で修行をしながら、森下幹人と同じように週末になると映画を見に来ているということでした。