2016年12月21日水曜日

森下幹人は昔のホラー映画を見るのも好き

森下幹人は新しい映画だけではなく、昔の映画もよく見ているのですが、その昔の映画のジャンルでSFと共に好きなのがホラーです。

最近のホラー映画には、もちろん優れた内容のものもあるのですが、中にはCGに頼りすぎていたり、モンスターの姿がはっきり見えるとチャチに映るから、臨場感を出したいからと画面を妙にぶれさせたりして、昔の作品にあったワクワク感がなくなってしまっているものもあるように感じます。

森下幹人が昔のホラー映画が好きなのは、その時代によって作風の変化が楽しめるという点が大
きな理由となっています。例えば1930年代のモノクロ作品は、直接的な残酷描写ができないこともあり、画面の陰影にこだわって恐怖感を盛り上げようとする演出が多いです。1960年台になってくると、流血シーンを売りにした作品や、それまでのブードゥー教によって生み出されるゾンビではない、いわゆるモダンゾンビが登場する作品など、現在のホラー映画に通じる流れが登場してきます。さらに1970年代になってくると、特にアメリカでは世の中の暗い世相を反映してか、独特の暗い雰囲気が流れており、そこが逆に見ていて心地良く感じられる作品が数多く登場してきます。

ホラー映画と言うと、悪いイメージを抱く人も中にはいるようですが、森下幹人はそうは思いません。ホラー映画は恐怖に立ち向かう主人公を描く作品が多く、そういった作品は、どんな困難に陥ってもくじけずに、一生懸命頑張ろうという意欲を与えてくれるものだと思うからです。