2017年2月9日木曜日

森下幹人は優れたミステリー映画をできれば二度観たい

森下幹人は色々なジャンルの映画を見ようと心がけているのですが、ミステリー映画は時々しか見ません。それはミステリーが嫌いだからではなく、むしろ好きな方のジャンルだからで、観終わった後にもう一度最初から観てみたくなってしまうからです。

ミステリーの筋立てに多いのは、何かの事件の謎を主人公が色々と追求して、最終的にその犯人とトリックを暴いて解決するというものです。見ている森下幹人は基本的に、主人公が知っている情報しか与えられず、犯人は誰だろう、いったいどんなトリックを使ったのだろうといったように、提示された謎について自分なりの想像をめぐらすことになります。特にその映画のストーリーや演出が優れていると、まるで自分がその世界の中に入ったかのように感じられ、最後に主人公が犯人とトリックを見事に明かして見せた時には、ある程度は予想通りだったと満足したり、それは全く気付かなかったと驚かされたりして、大きな充実感に包まれます。

しかし全てのトリックや伏線を覚えているわけではないため、今の推理に出て来た犯人が口走ったミス発言とは何だったのかな、とか、いつそんな失敗を犯人はおかしてしまっていたのかな、といったように、充実はしているけどどこかスッキリしない部分が残ることが珍しくありません。だったら最初からもう一度観たいとも思うのですが、一本の映画を続けて二度観るほどの時間はなかなか取れません。またどうせなら別の作品を観たい気もしてしまいます。

そういった気持ちになってしまうから、ミステリー映画はたまにしか観ないようにしているのです。