森下幹人は学生の時に英語を学ぶために、アメリカへ短期留学したことがありました。
日本とは違った生活を満喫することができ、楽しい思い出がほとんどですが、その中でも映画館に行った思い出が今でも強く残っています。
アメリカで語学研修を受けていましたが、授業は午前中だけで、午後は自由行動になっていました。
森下幹人のクラスメートは観光に行っていましたが、自分は観光よりもアメリカの文化を知りたいと考えて、街中に出ることにしました。
バスに乗るだけでもドキドキしましたし、お店で買い物をするときにも高揚感を感じました。街を歩き回っていると疲れを感じたので、少し休みたいと考え、偶然行き当たった映画館に入ることにしました。
日本のように綺麗に整備された映画館ではありませんでしたが、マイナーが映画を上映していて、それが思いのほか面白かったので癖になってしまいました。
アメリカでは無数の映画が製作されますが、ヒットするのは一部だけで、大部分は小さな劇場で上映されてもすぐに忘れ去られてしまいます。
しかし中には、時間がたってからヒットするものもあるので、森下幹人はマイナーな作品でも自分が面白いと感じたら、パンフレットを購入することにしました。
パンフレットは作品によって特徴があって、中には有名デザイナーが作成したものも含まれています。
ただのパンフレットではなく、見て楽しんでもらおうという気持ちが伝わってくるものも多いので、集めがいがあります。