2017年10月5日木曜日

森下幹人は映画館でジュースをこぼす人を見ました

森下幹人はディズニーやピクサーなどのアニメーション映画も好きでよく観ますが、話題の作品だということで『君の名は』を観に行った時の話です。この映画は封切りしてから徐々に動員数が増え、あっという間にロングラン上映が決まった作品です。

その日は朝から出かけたので満員ではないものの、かなりの人数が来ていました。斜め前の親子が目に入ったのは座席に落ち着いてしばらくしてからです。小学生くらいの男の子とお父さんの二人組で、おおきなポップコーンとジュースを持っていたのが見えました。自分はコーヒーを片手に持っていましたが、食べ物は買いませんでした。


近頃は上映前の少しの間に売店の人が飲みものや食べ物のオーダーを聞きに来ることがあります。この日も何人かはその場でオーダーをしていたので、従業員の人が出たり入ったりしていました。しばらくして会場の照明が落とされ、まずはこれから上映予定のCMが上映されます。

その時に目の前のお父さんがあろうことかジュースを下に落としてしまっていました。しかし隣の男の子は必死に画面を観るばかりでお父さんが少しかわいそうになってしまいました。手持ちのポケットティッシュを「良かったら使ってください」と渡すと、周りの人も同じようにポケットティッシュを渡していました。

お父さんは「すいません、ありがとうございます」と何度も頭を下げています。その声でようやく男の子も異変に気付き、慌てて座席を離れて行ったかと思えば従業員の人を連れて戻ってきました。

幸いなことに本編の上映が始まって少ししてから、親子は少し離れた場所の空いていた座席に案内されて映画を楽しむことが出来たようです。森下幹人はあの男の子の集中力はすごいなと思いました。